情けは人の為ならずのホントの意味!諺と言葉の力

「情けは人の為ならず」という諺(ことわざ)があります。

この諺を題材にした落語が「佃祭」。

粗筋を説明しましょう。

小間物屋を営む二郎兵衛、佃島で行われる夏の祭り、佃祭に出かけます。

妻には「暮れ六ツの終い船(渡し船の最終便)に乗って帰るから」と告げ、存分に夏祭りを楽しみました。

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さて、早くも暮六つが近づいてきて、二郎兵衛、慌てて渡し船に乗ろうとするけれど、祭りの帰り客でごった返し。

そこで二郎兵衛の袖を引く女がいて、問答しているうちに船が出ていってしまいます。

がっくりとうなだれる二郎兵衛に女、じつは3年前、奉公先から預かっていた5両をなくしてしまい、身投げをしようとしていたところ、見ず知らずの旦那から5両を恵まれ、命を助けてもらった、と告げます。

それが二郎兵衛で、今日、ようやく見つけたので思わず引き止めてしまったとのこと。

二郎兵衛はそんなこともあったな、という程度であり、それよりも今日中に帰らないと妻に叱られることの方が大事でしたが、女の話によれば、女の主人が漁をやっているので帰りの船には困らない、うちにきて、せめてものお礼の膳を召し上がってください、と言います。

二郎兵衛、それを聞いて安心、女の家に行って酒や魚漁を馳走になっていると、やがて外が騒がしくなり、二郎兵衛が表に出てみると…。

いきなりto be continuedになってしまいましたね。すぐに終わるので次項をどうぞ。

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