最近、何かと物議を醸し出すお隣の大国、中国はまさに諺の宝庫。
枚挙に暇がないのですが、その中で気になったのが、
「能ある者、労多し」という諺。
能力がある人ほど仕事量が増え、苦労が絶えないという意味で、忙しい人をねぎらう時に使うそうですが、これと同じ意味を持つフランスの諺が、
「位高ければ努め多し(noblesse oblige:ノブレス・オブリージュ)」ですね。 続きを読む 中国は諺の宝庫!諺と言葉の力
最近、何かと物議を醸し出すお隣の大国、中国はまさに諺の宝庫。
枚挙に暇がないのですが、その中で気になったのが、
「能ある者、労多し」という諺。
能力がある人ほど仕事量が増え、苦労が絶えないという意味で、忙しい人をねぎらう時に使うそうですが、これと同じ意味を持つフランスの諺が、
「位高ければ努め多し(noblesse oblige:ノブレス・オブリージュ)」ですね。 続きを読む 中国は諺の宝庫!諺と言葉の力
越後の虎といえば上杉謙信、屏風の虎を退治しようとしたのは一休さん、だから「虎は死して皮を残す」という諺もこれまで何気に日本の暗喩として捉えていましたが、考えてみれば、日本に虎は生息していないんですよね。
じつはこの諺、マレーシアが発祥の地です。
「虎は死んでも皮を残すだけ、人が死んだら名を残す」という表現が日本に来てから短縮され、さらに暗喩となったわけです。 続きを読む 続・一夫多妻はトラブルの元!諺と言葉の力
もちろん、イスラム圏らしいアラブの諺もあるので、それらも紹介しましょう。
「妻が4人もいるのにキルバ(水を入れるための皮袋)は空のまま」
イスラム教の一夫多妻制によって妻を多く娶っても女性同士仲良くできないことを例に上げ、人数が多くても事が成せるとは限らない、「船頭多くして山登る」と同じ意味を持つ暗喩ですね。 続きを読む 一夫多妻はトラブルの元!諺と言葉の力
ヨーロッパから東に進むとミドルイースト、いわゆる中東地域に入ります。
中東地域のほとんどはイスラム圏となりますが、キリスト教との確執からイスラム教は(日本ではよく知られていないせいもあって)誤解されている部分が多々あります(所詮、どちらも旧約聖書が原点なんだから、もうちょっと仲良くすればいいのに)。
しかし、宗教は違っても同じ人間、思うことも一緒となれば、諺でも当然、似たような表現や国が違っても納得できる内容があります。 続きを読む アラブの諺と日本の諺の共通点!諺と言葉の力
質実剛健、頑固一徹、現実主義ばかりがドイツの諺ではありません。
庶民の間で生まれたユニークな諺もあります。
「酒と女と歌を好まぬ者は一生バカである」
どこの国にも共通するようななんてことはない諺ですが、これをマルティン・ルターが唱えたというところがドイツらしいところ。 続きを読む マルティン・ルターが残した諺!諺と言葉の力