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諺には常に反対の意味を持つ表現がある!諺と言葉の力

同じ英語圏の諺でもアメリカとイギリスでは「転がる石に苔むさず」のようにまったく逆の解釈が成り立つケースもありますが、一般的に諺には、反対の意味を持つ諺が存在しています。

たとえば先に紹介した「船頭多くして船山に登る」は指揮を取る人が多いと間違った方向に行くという教訓ですが、これに対して「三人寄れば文殊の知恵」という諺があります。 続きを読む 諺には常に反対の意味を持つ表現がある!諺と言葉の力

転がる石に苔むさず!諺と言葉の力

諺、「情けは人の為ならず」のように、個人的解釈で違う意味になりますが、これは個人だけでなく文化や環境によっても異なってきます。

その代表的な例が、「転がる石に苔むさず」ですね。

この諺、元々はイギリスが発祥で、川の中を転がる石はひとつのところに落ち着かないので苔が生えない。

つまりいろいろなところを転々とする人は落ち着きがない人、信用できない人という解釈です。 続きを読む 転がる石に苔むさず!諺と言葉の力

巡り巡って因果応報!諺と言葉の力

前項の続きです。3年前に助けた女のために終い船に乗れなかった二郎兵衛、女の家でお礼の馳走を食べている最中、何やら外が騒がしくなります。

家の外に出る二郎兵衛、回りの人の話を聞くと、お客を乗せすぎた終い船が沈没、全員が溺れ死んでしまったとのこと。

危うく難を逃れた二郎兵衛、もし船着場で女が袖を引っ張っていなければ自分を死んでいただろう、と女に深く感謝します。

「佃祭」の物語、まだまだ続きますが、ここで中断して諺に戻りましょう。 続きを読む 巡り巡って因果応報!諺と言葉の力

情けは人の為ならずのホントの意味!諺と言葉の力

「情けは人の為ならず」という諺(ことわざ)があります。

この諺を題材にした落語が「佃祭」。

粗筋を説明しましょう。

小間物屋を営む二郎兵衛、佃島で行われる夏の祭り、佃祭に出かけます。

妻には「暮れ六ツの終い船(渡し船の最終便)に乗って帰るから」と告げ、存分に夏祭りを楽しみました。 続きを読む 情けは人の為ならずのホントの意味!諺と言葉の力

誓いの言葉の大きな力

『汝、病めるときも健やかなるときも……』

教会で行う結婚式で、神父が二人に問う有名な言葉です。

どんなときでも二人が夫婦として愛し合うことを誓うものです。

神の前で、列席者の前で宣誓をします。

『誓います』という一言だけですが、その言葉は重く、聖なる力を持ちます。 続きを読む 誓いの言葉の大きな力