アメリカ合衆国の独立に貢献した人物といえば、トーマス・ジェファーソンらと並び、ベンジャミン・フランクリンが挙げられます。
そのフランクリンからの名言。
「安全を得るために自由を放棄する者は、そのどちらも得られないし、得るに値しない」
人生訓というよりもアメリカ合衆国独立に関連する政治的発言ですが、何かの代償として自由を放棄するという部分には共感できるものがあるはず。
人生の成功に代償はつきものですが、その代償が自由であってはなりません。
考えることの自由、言いたいことが言える自由、好きなことをやれる自由を放棄してまで得られるものに価値はない、とフランクリンは言っているわけですね。
何かに依存すれば身の「安全」は保証されても、必ず「自由」の代償が求められる世の中、フランクリンの言葉はずっしりと重みを感じさせます。
ちなみにフランクリン、雷を伴う嵐の中で凧を上げ、その実験から避雷針を開発した発明家でもあります。
他にも暖炉を簡便化して燃焼効率を上げたフランクリンストーブやロッキングチェアーも商品化しましたが、いずれも特許を取得せず社会に還元するという人格者です。
アメリカ紙幣の100ドル札肖像画になるのも頷ける話ですね。