現実を見据えるドイツの諺!諺と言葉の力

ドイツの気風といえば質実剛健。

諺も人生訓話的な内容が多く、現実をしっかりと見据えた表現が目立ちます。

「鞭を本当に感じるまでは泣いてはいけない」

人生には突然訪れる悲しみだけでなく、予期できる辛いこと、苦しいことがあります。

それらを予期している段階から恐れたり嘆いたりするのではなく、本当に訪れるその時まで心の準備をしておけ、という意味ですね。

スポンサードリンク

この諺と同じく訓戒として暗喩しているのが、

「本物の雌鳥(めんどり)は卵を産んでから初めて鳴く」という諺。

悲しみと同じように喜びも時として予期できる場合がありますが、本当に喜びの瞬間が訪れるまでは安心せずに喜びを隠しておけ、という訓戒が込められています。

もうひとつ、同じ類の諺を紹介しましょう。

「熊を捕らえないうちに熊の皮を売ってはいけない」

どこかの国で似たような諺があるな、と思ったら日本の「取らぬ狸の皮算用」と同じ意味でした。

ビジネスにおける希望的観測はつねに利益率が最高に計算されていますが、世の中、何が起きるか一寸先は闇、リスクマネージメントをしっかりと行って不測の事態を想定しておくことが大切です。

バブル景気にリーマン・ショック、今度は何が来るのやら・・・。

関連記事(一部広告含む):

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA