セクシーさは女性のトータルバランスの中で重要な魅力のひとつとなりますが、外国人女性では似合うセクシーさも日本人女性が真似をすると、途端に下品になることがよくあります。
日本のセクシーさは近代まで色気で表現されてきました。
むしろ魅力を隠す文化ですね。
身体の線を隠す着物の下に赤襦袢を着用するのはその代表例といえるでしょう。
現代にいきなり近代の色気を取り入れるというのは高いセンスが必要となりますが、学び取ることは可能です。
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富山県八尾市の伝統的なお祭り、「おわら風の盆」は女性が編笠を深くかぶり、顔を見せずに踊りながら町を練り歩く行事ですが、これは本来、女性たちが男性を惹きつけるためのお祭でした。
女性が男性を惹きつける行為はかつての近代日本において勧められる行為ではありませんでしたが、祭りはハレの儀式であることから普段の非常識を堂々と行える、いえば鬱憤晴らし、ガス抜きの時間ですね。
とはいえ、そこは日本の文化、男を誘うにも奥ゆかしく顔を隠す代わりに、踊りや指の動きで艶を出し、その動きに釣られて男は祭りで踊る女を誘うわけです(ロマンチックに言えば、好きな男性に対して自分であることを示すための合図とする踊り、といったところでしょうか)。
つまり踊りだけで男を魅了する祭りが「おわら風の盆」の源流なのです。
日本的ですね。
だから日本的色気を出そうと思ったら、日本舞踊だとか茶道、華道など古来の日本文化を学ぶことによって美しくも艶っぽい仕草を習得することができるはずです。
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