スポーツの偉人名言集、サッカーの次はゴルフです。
サッカーや野球などの団体競技と違い、個人競技であるゴルフはセルフジャッジのスポーツという特徴を持っているだけに、普段の生活では顔を見せない個人の資質が如実に表れます。
本人の申告がなければ空振りは素振りとなり、スコアの過少申告も同伴者が何も言わなければまかり通るのがゴルフです(ただし過少申告が第三者によって発覚した時は同伴競技者にもペナルティが加えられます)。
それだけに本人の資質が試される紳士淑女のスポーツと呼ばれるわけですね。
ゴルフの基本は人としてのマナーを守ること、ルールは「疑わしい場合は自分の非とする」だけで、本来はとても潔いスポーツなのですが、なぜかスコアを重要視するようになるとマナーを無視し、ルールを複雑にしていきます。
これを戒めたのがゴルフの球聖と呼ばれるアメリカ人のボビー・ジョーンズ。
「卑しき上級者より、正直なダッファーとなれ」
ダッファーとはボールを正確に打てずボールの手前ばかり打つ人(ゴルフ用語ではダフる、といいます)、つまりヘタな人ですね。
マナーも守らずスコアばかりに気を取られる上級者よりも、ヘタだけれど自分に正直なゴルファーの方がよほど人格者である、とボビー・ジョーンズは語っています。