イギリスとつねに反目している国、フランスへ行くとさすがにオシャレ、恋愛に関する諺がたくさんあります。
「愛は食事と休息を失わせる」
いわゆる、恋煩いですね。
人を愛するとその人のことばかり思って寝食を忘れてしまうという喩えで、さらにこの諺、「恋をする者は恋と水だけで生きる」と続きます。
ロマンチックですね。
「恋は驢馬(ロバ)に踊りを教える」というのもあります。
牡のロバはさかりが来ると牝の前で飛び上がったり回ったりして気を惹こうとしますが、その光景が滑稽であり、恋をすると誰もがいつもの自分とは違った行動をすることを牡のロバに見立てて、この諺が生まれました。
「恋人の財布は韮(ニラ)の葉で縛ってある」
ニラの葉とは、とても切れやすい葉なので、すぐに財布が開いてしまうという表現で、恋人同士はお互いの好きなことに対して浪費してしまうという隠喩。
最近の日本、カップルでも割り勘が多いとか、相手にプレゼントするより自分の楽しみにお金を使いたいとか、そんな若い人が増えているそうですが、財布はニラの葉ではなく鉄の鎖で縛ってあるのでしょうか?
そんなジジ臭いことを言っていると、同じフランスの諺で返されそうですね。
「貧乏は愛を殺す」と。