男が恋に落ちた後に「女は生まれながらにして女優である」という格言に囚われると、あらゆることが混迷の対象になります。
近づいてはかわされ、抱きしめようとしてもそれは影であり、時には理由もなく弥勒菩薩のようなアルカイックスマイルを浮かべられては、まさしく理論が成り立たない出口なき迷路の深層部となります。
そういえば、劇作家のシェイクスピアでさえ、こんな言葉を残していました。
「恋はまことに影法師、いくら追っても逃げていく。こちらが逃げれば追ってきて、こちらが追えば逃げていく」
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まさに男としては打つ手なし、no way outと思いがちですが、1つだけ方法があります。
それはすべて呑み込んでしまうこと。
混迷に陥る、疑心暗鬼になるというのは「Aであってほしい」という希望と「Bだったら恋を失う」という絶望があります。
これは男の身勝手というもの。
「Bであっても俺は彼女が好きだ」という気持ちを持ってさえいれば、絶望を希望に転換することができるのです。
それを体現しているのが、いつも峰不二子ちゃんに擦り寄っては逃げられる天下の大泥棒、ルパンⅢ世ですね。
彼の名言をひとつ。「男はよ、女に騙されるために生きてんだ」
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