言葉は山彦です。
山に登って、『ヤッホー』と叫んだことがある人も多いでしょう。
『ヤッホー』と叫べば、『ヤッホー』と返ってきます。
同様に、言葉の力も自らに返ってくるものなのです。
普段、人の陰口をよく言う人がいるとします。
陰口は良いものではありません。言う人の人格も疑われるでしょう。
そして、最初に陰口を言った人の陰口もどこかで言われてしまいます。
負の力は山彦のように自らに返ってくるのです。
反対に、その人のいないところで誰かを褒めるとします。
その言葉は、意外とその本人に伝わります。
自分のいないところで褒めてくれるというのは、嬉しいものです。
悪い気はしないですよね。
褒めてくれた人のことも、良い人だとさえ思うでしょう。
そして、その人のこともどこかできっと褒め返します。
そのように、良い言葉も返ってくるのです。
どちらの言葉が返ってきた方がいいですか?
もちろん、良い言葉ですよね。
それならば、人の悪口などは控え、良い言葉をなるべく使うようにしましょう。
言葉の力は山彦のように。
きっとその力が自分に返ってくるはずですから。