良い言葉というのは良い力を持っています。
反対もそうで、悪い言葉には悪い力が宿ります。
誰かを傷つけたり貶めたりするような言葉には、負の力が宿っています。
愚痴や悪口がそうです。
ネガティブな感情、言葉には、ネガティブな力が込もるのです。
その代表例が、呪いの言葉でしょう。
誰かを呪うということは、それだけ負の力をその相手にぶつけるということです。
不幸や災いが訪れるようにと、相手を呪います。
呪いの藁人形などと共に、呪いの言葉も多く存在します。
おまじないというのも、元々は呪いの言葉でした。
言葉の力は昔から信じられ、呪術師やシャーマンがその言葉を使っていたのです。
『あんな奴、不幸になってしまえばいいのに』と口にしていると、実際にその効力が表れます。
もちろん、そういった力が効かない強い人もいますが、少なからず影響はあるはずです。
しかし、そういった力は自分にも必ず返ってきます。
『人を呪わば穴二つ』という言葉があります。
これは、誰かを呪い殺すとその怨念が自分にも返ってきて、墓穴が二つ必要になる、という意味のことわざです。
呪いの力は、自らに返ってくるのです。
ネガティブな感情、言葉、力の応酬なんて、たまったものではありませんよね。
人を呪うよりも、自分を高めるのに力を費やした方が得策のはず。
呪いの言葉は使わないようにしましょう。