ビジネスパーソンであれば自分の働いた対価は当然、シビアに考えるべきです。
お金のためでなく生きがいだとか仕事が好きだから働いているなんて嘘っぱち、働いた分に対して正当な報酬がなければ、誰が好き好んで他人から侮蔑や屈辱を受けるでしょうか?
「人々はお金で尊いものは買えないという。そういう決まり文句こそ貧乏を経験したことのない何よりの証拠だ」
この名言を残したのは19世紀のイギリスの小説家、ジョージ・ギッシングです。
マンチェスター大学在籍中(当時はオーエンズカレッジ)に街の娼婦を助けるために窃盗を犯して発覚。
小説家になってからは労働者階級の悲惨さを訴えた「暁の労働者たち」や「無階級の人々」は発表当時、文壇から相手にされず極貧生活を送っていただけに説得力のある言葉といえるでしょう。
尊いものという定義が財産を持つ者と持たない者、ちょっとしか持っていない者とある程度は持っている者で大きく変わりますが、とりあえず、お金は必要です。
「人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの、それは勇気と想像力、そして少しのお金だ」
アメリカの喜劇王、チャップリンでさえこのような名言を残しているように、お金は絶対必要なもの。
ビジネスパーソンであれば、報酬はあくまでも働いた対価、働いたことの評価であることをお忘れなく。