ビジネスパーソンが社会的地位を確保するために家庭を持つことは大切ですが、家庭を持つためには必ず恋愛をしなければならない、というわけではありません。
家庭とは愛を育むところではなく男女が寄り添って互いを助け合いながら生きる場所であっても構わないのです。
運命の出会い、とか、一目惚れ、とか、よほど特別な事情(たとえば船が嵐に遭って南海の孤島に男女2人きりで流されてしまい、愛を育んだとか、もっともこんな状況であれば互いが啀み合うのは目に見えていますが)でない限り、意外と終生、その気持ちのままでいられる男女なんて極めて稀な存在なのですから。
恋愛の科学は現在、もっとも進んだ分野でもあり、最近の研究結果では自分にない遺伝子を多く持つ異性を強く求める傾向にある、という発表がありました。
つまり自分にない遺伝子を多く持つ相手はそれだけ子孫に自分以外の遺伝子が残せるので優秀になるという本能が働くから、というのが理由です。
それでも、こんな名言を残している絶世の美女と言われた女優がいます。
「結婚をしないで、なんて私は馬鹿だったんでしょう。これまで見たものの中で最も美しかったものは、腕を組んで歩く老夫婦の姿でした」
愛とか恋とか、そういうのはお互いを助け合って、相当な年数が経ってから確認してもいいものなんですね。
ちなみにこの名言を残したのはグレタ・ガルボ。
スウェーデン出身でありながら、全米女優ベスト100の第5位にランクされている孤高の女優でした。