ビジネスパーソンが独身であったところで、最近は社会的認知が低く見られるなんてことはありません。
30代の独身は珍しくないし、40代独身でも以前のように身体や性格に欠陥があるんじゃないか、と思われるほどのこともなくなりました。
ただ、これほどまで晩婚、あるいは独身の時代が長く続くというのは先人の結婚生活が幸福に見えないということも理由のひとつにあるような気がしてなりません。
独身者の周囲の既婚者が幸福に見えるのであれば、独身者は競って結婚するはずでしょう。
結婚に関する名言、けっして結婚に肯定的なものばかりでないことを考えると、やはり古来、結婚生活はけっして甘いものでもない、というのが現実でしょうか?
「結婚した方がよいでしょうか、それともしない方がよいでしょうかと問われるならば、私は『どちらにしても後悔するだろう』と答える」
こう言ったのは古代ギリシャの哲学者、ソクラテスです。
しかし、ソクラテスほどの賢人であっても結婚する時は盲目になって悪妻の代名詞であるクサンティッペを妻に娶ってしまうのですから、男女の仲とは謎深いものですね。